港区の待機児童数が半減

港区の待機児童数の速報値がでたということで、この方面に強い清家あい女史がさっそくブログにかかれています。

港区の待機児童数(平成30年4月)は97人& 新設保育園情報

平成29年4月が164人だったのに対し、今年は97人。およそ半分。かなりの改善を見せています。
保育施設の定員が7,856人なので、割合は1.2%。だいぶ良くなっています。引っ越さなければよかった――

と言いたいところですが、清家氏も指摘するように隠れ待機児童(育児休暇中など何らかの理由でカウント対象外になっている児童)に対しては改善があるのかどうかわかりません。

隠れ待機児童は悪化してるような感じ

こんな資料があります。

【参考】平成30年4月入所1次利用調整における入所者最低指数について

0歳児の場合、フルタイム共働きの40点を下回る、39点以下の件数はこんな感じです。認可保育園・保育室・小規模保育事業ぜんぶ合計してます。カッコ内は去年の数字です。

  • 芝地区: 0/10件 (2/10件)
  • 麻布地区: 3/16件 (1/12件)
  • 赤坂地区: 3/11件 (7/11件) ※sakura保育園は非公開につき除外
  • 高輪地区: 1/14件 (1/13件)
  • 芝浦港南地区: 4/24件 (4/20件)

1次調整時点では全体として悪化といっていいでしょう。まだマシだった赤坂地区も40点以上がほぼ必須です。共働きフルタイムでも抽選対象となる園がほとんどです。
待機児童が減ったのは2次で当選したのではなく、埋まった施設が多すぎて通園をあきらめた人が多いんじゃないでしょうか。
清家女史のブログで言及されていた空きっぷりの第二青南保育室は、赤坂地区です。赤坂は子育て世代に不人気というか、ビジネス街すぎて住みにくいですし、他地区から通園するには交通の便が悪いです。田町から表参道に行くには渋谷経由のほうが早いくらいです。激戦地区の芝・芝浦港南地区の人が赤坂地区に通ったり引っ越したりするのは現実的ではないのです。

調布市のほうが悪いかもしれない

調布市の今年の待機児童数はまだ出ていないようですが、去年の数字では港区よりはるかに悪く、312人です。

平成29年4月1日保育園待機児童数状況 ※PDF注意

29年の定員数資料が見つからなかったのですが、28年だと定員4,952人に対して待機児童289人です。6.8%、その数字は港区の3倍悪いです。

調布市も港区同様に定員数を大幅に増やしているのですが、待機児童数は横ばいのままで、他自治体と同じように「いままで入園希望すら諦めていた人たちが手を上げるようになった」と思われます。

今年の速報値次第ですが、保育園事情はまだ港区のほうが良くなったのかもしれません。
引っ越しても厳しく、引っ越さなくても厳しい……なかなかうまく行かないものです。